2019/12/24 00:00
シュタイフには『シュタイフ年鑑』と呼ばれる図鑑があり、高額な上、流通も少ないのですが、最近やっと手に入れることができました。
図鑑で年代やレア度を調べるうちに、ヴィンテージシュタイフの素晴らしさにハマりつつあるとはいえ、ドイツらしい精巧なものづくりの姿勢が生かされたベアは、シュタイフだけではありません。
本日ご紹介するのは、ドイツ、ベルリンのヴィンテージを扱うお店で購入したハーマンのテディベアです。
玩具メーカー、ハーマン社が誕生したのは1907年。その後、ハーマンテディオリジナル社とハーマンコーブルグ社に分かれます。
このあたり詳しいことは割愛しますが、餃子の王将と大阪王将のようなものだとご理解ください。ちょっと違うか。
両社のタグの色が赤と緑だったため、赤ハーマン、緑ハーマンと呼ばれていますが、赤ハーマンは日本にも公式サイトがありますが、緑ハーマンは、日本国内では販売店も少なく、日本語サイトもありません。
もともとあまりたくさん量産しないことでも知られているので、気に入ったお顔、衣装のものに出会うのはなかなかレアです。
さてここから、やっと今回のベアの話になります。
パイロットの衣装を身につけたベアは、緑ハーマンらしく手足の長いクラシカルな雰囲気。
全長20センチと小さめですが、ディテールまで細やかに作られています。
ヴィンテージ につき、顔まわりに若干モヘアロスが見られますが、汚れや傷のない凛々しさ。甘さのない正統派の顔立ち、ヨーロッパの貴公子のようなたたずまいは、撮影しても絵になるんです。男っぽい部屋や車にも似合いそうですねぇ。